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Absolution(原題)のnoborushのレビュー・感想・評価

Absolution(原題)(2024年製作の映画)
3.0
Absolution 2024年年作品
6/10
ハンス・ペテル・モランド監督
リーアム・ニーソン ヨロンダ・ロス
フランキー・ショー ロン・パールマン
元ボクサーで犯罪者の男(ニーソン)。最近物忘れが激しいので
医者に行くと長年のボクシングの後遺症で慢性外傷性脳症により
まもなく廃人になると診断される。
今までのAbsolution=赦しを得るために、疎遠になっていた娘と再会し、
孫と交流したり、運び屋の仕事の精算をしようとする。
最近のニーソン映画は酷いものが多いので、自分の中でフォローするのが
つらいが、ハードルを下げで観てみるとさほど悪くなかった。
最近のニーソン映画は「MEMORY メモリー」アルツハイマーの殺し屋を
演じたり「マークスマン」では元海兵隊の狙撃兵だけどラストで死んで
しまったりと「96時間」の時とは思えない弱さやもろさをさらけ出す
役を演じるようになった。それが寂しくもある。
予後不良と診断されてから、ラストは死ぬのだろうなと分かりつつ
観ていくことになるのだけれど、今までの精算のために限られた時間で
奮闘する様はなかなかの熱演で、最初我慢してみていると、ラストに
向かって良くなった。
酒場で知り合い仲良くなる黒人のおばさんとのシーンも愛おしい。
ニーソンのファンは観ても損はないと思う。
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