ハヤブサ

美晴に傘をのハヤブサのレビュー・感想・評価

美晴に傘を(2025年製作の映画)
4.0
この作品は、
あくまでも主演は升毅さんである。

素直になれない父親善次が、
何かし理由をつけて、
言葉に出来なかったこと、
手紙を書けなかったこと、
息子に先立たれたこと、
を悔やんで生きている。

その対照として、
音を言葉として表現する美晴、
亡くなる間際まで描き続け絵本という形で残した光雄、
美晴より一日でもいいから長く生きていたい透子、
が登場する。

それぞれに悩みは抱えているが、
前向きになりつつあるのを見た善次も、
次第に変化が。

書道の先生の言葉が、
よかった。

自分の俳句が本の片隅に掲載され、
嬉しかったこと、
自分の文章がまんざらでもないと語ったことが、
全てだと思った。

たらればや 冷酒(さけ)で飲み込む あの言葉

2025年19作目
ハヤブサ

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