朱音

君への誓いの朱音のレビュー・感想・評価

君への誓い(2012年製作の映画)
3.5
実話かぁ…。どちらの立場でも切なく,悲しいけど誰が悪いとかそういう問題でもなくて,そんな気持ちをぶつける所も無い。忘れた側はそのままでも前に進めるし,事故のことを忘れたほうが幸せに暮らせるかもしれない。でも忘れられた側は今までのことを無かったことには出来なくて,ずっとそれに縛られていく。気持ちが離れていくとかケンカしたとかそういう理由がなくいきなり相手の気持ちがパッと消えたら相手が死ぬよりも辛んではないだろうか…。生きていれば…なんて言葉は結果が良かった時には気休めになるけど,このまま彼女が離れて行ったら…って考えるだけでもやるせない。そんな不運に見舞われた2人の決断は凄い。2人で寄り添って新しい想い出を築き上げていく覚悟ができるのは本当に2人が強いからなのかな。


ちょっとしんみりしちゃいましたが,チャニングのシリアスバ-ジョンです。とにかく愛を取り戻そうと翻弄するチャニングがイケメン。イケメンで一途で優しいなんて最高じゃないか。相手がレイチェル・アクアダムスってのがまたいいチョイス。でもやっぱり「君に読む物語」は越えられないな。
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