朱音

プラットフォームの朱音のネタバレレビュー・内容・結末

プラットフォーム(2019年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

何処で、誰が、なんの目的で、、なんて考えるだけ無駄。答えのない疑問。
生きる為には食べない訳には行かないけれど食べる為には選択を強いられる。食事以外のルールがなく、ランダムに振り分けられる階層と最下層まで到底足りない食事。カニバリズムを想定したシステム。極限まで追い込まれたら人間だって動物ようになってしまう。理性を保つにも失うのにも話し相手がいた方がタガが外れやすい。だから1階層に2人なんだよね。階層が上であれば肉体的にも精神的にも余裕があるが100階層以下は思考回路さえ奪ってしまう。1度でも下階層に行けば上階層にいても心は下階層に囚われたまま。なんて不毛なシステムなんだろう。上階層に居れば横柄な態度になり、1階でも下にいる人には強気になる。仮に6ヶ月で出れたとしても、もう普通には生きられない。このシステムの中で数人が抗った所で人間の本質は何も変わらないよ。伝言を伝えたところで同じ毎日の繰り返し。
333階が最下層で収容人数が666人って、、リンゴ、肉、ワイン、救世主、、色んなところでちょいちょい引っかかる。
朱音

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