TaiRa

有頂天時代のTaiRaのレビュー・感想・評価

有頂天時代(1936年製作の映画)
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賭博好きのダンサーが結婚のためニューヨークへ出稼ぎに来るが、ダンス教師の女性と出会ってなんやかんやという話。

前半は出て来る人間がみんな計画性皆無な上、何でも賭博で解決しようとするんでかなりイライラする。頭弱めな相棒のせいでいちいち状況悪化するし。後半はアステアとロジャースのコンビ芸で楽しめる。ドレスを着たロジャースがアステアの楽屋へ行くシーンは、ロジャースが凄い綺麗でキスの演出も可愛い。アステアがタップの神様、ビル・ボージャングル・ロビンソンに扮してミンストレル・ショーをする場面で披露する、巨大な影と共演するダンスは面白い。アステアとロジャースによる"Never Gonna Dance"は切なくて美しく、今作のベストシーン。
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