デンマークの実験的なドキュメンタリー映画製作の第一人者という二人が、ジャズ・ミュージシャンの生き様を描いた作品。
デンマークの作曲家/ギタリスト ヤコブ・ブロと、彼と親交の深い、世代や国境を超えた多様なミュージシャンとの交流、スタジオセションで音楽が生まれる瞬間を捉えた映像、ミュージシャンたちのインタビューや日常の一コマなどを14年間に渡り追ったというもので、登場する4人のミュージシャンは残念ながら製作期間中に亡くなられています。
ジャズは好きですが、積極的に聴いてきたわけではないので、登場するミュージシャンは全員知りませんでしたが、親密な関係のミュージシャンたちの即興的な演奏、まさに言葉には出来ない、その場でしか生まれない化学反応、グルーヴ感、その凄さを感じ取れました。
日本からは、パーカッショニストの高田みどりさんという方も登場します。
それぞれ、何十年とジャズを演奏してきたことの幸せに満ちたその姿と言葉。
こういうジャンルにとらわれない、フリーで叙情的な音楽、もっと聴くべきだなぁと。(耳が悪いので十分には楽しめませんが)
タイトルにまつわるエピソードも素敵。