どれを観ようか迷っていたロゴシュキン作品だが、なんとフィルマの登録案内が来た。　ナイスセレクト！。

ゆるゆるなロシア産スタッグパーティモノで、ひたすらウォッカを煽り続ける酔っ払い映画。

この監督、間口広すぎる。

ロシアの狩猟史を学ぶフィンランド青年が、英語が解るロシア人のつてで、ロシアの将軍にくっついてハンティングに行くハナシ。

彼の想い描く貴族スタイルの狩猟を、彼は体験できるのか？

いや、出来ません、と言うストーリー。

いざ出発した一行だが、酔っ払ってるんで、準備した物資も満足に持たず、そもそも狩猟に来ているのかすら、怪しい事態となる。

毎日、気絶するまでウォッカをあおり続けるだけ、動物イベントと、官憲イベントで、ハナシを広げているんだが、
彼がボヤっとする度に、王政時代のハンティングが再生、良いアクセントになっている。

爆撃機に牛を積載したり、イタズラも悪くない。将軍は軍を活用し物資補給をするが、ヘリが補給するのはウォッカのみ。

飲酒地獄に呑み込まれた挙句、
いいハンティングだった！と言う彼は、何を楽しんだのかはさて置いて、
イイ映画だった、と感想の述べるのも、もはや"作法"のレベルかと思う。

結構楽しかった。ぜひ国内版で観たい。