RYUYA

サンセット大通りのRYUYAのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.0
俺がなぜプールに浮かんで死んでいるかを俺が説明しだす冒頭がまず天才的。トムブラウンの漫才ぐらい強い掴み。借金まみれの3流脚本家が、過去の大女優の屋敷に迷い込み、「ここ住んでいいからアナタ、アタシで映画を撮るのザマス」と囲われる、奇妙で奇怪な愛憎劇。実に狂っていてお見事。名作と謳われる理由が超わかる。今観ても全然モダンでスタイリッシュなのがすごい。与えすぎた毒って、時には薬にもなり得る。そんなことを思いました。
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