このレビューはネタバレを含みます
おもろかった。てかこの時代って、まだサイレント時代はついこないだだったんだなー。
半ば荒れた豪邸に元スターの老女と彼女に仕える元夫の召使の二人しか住んでいないというのが絵になってよい。市民ケーンとか華麗なるギャッツビーにも通じる富はあれども孤独、てなパターンは好みなんだけどアメリカ人はこの孤独像が好きなんかな。
召使が女主人に「未だにあなたは人気があります」って耳触りのよい嘘を重ねていって、それが結果的に女主人を滅ぼすという物語から、自己批判の精神を持たないと身を滅ぼすぜという教訓を個人的には受け止めた。現代日本でのネトウヨ的思考へのアンチテーゼとも読めるやね