グロリア・スワンソン様ァァ(平伏)
サイレント映画時代のスターの盛衰。
グロリア・スワンソン演じるノーマ・デズモンドの美しさと恐ろしさ。
アイホールの大きな目に細い眉
通った鼻筋に細い顎と薄い唇
なんという魔女ルックス(´ー`)
もう自分の時代が終わってしまっている事なんてノーマはとっくにわかってる。でも自分が認めてしまえば自分の価値がなくなってしまう。だから必死に演じる。大女優ノーマ・デズモンドを。
そこには計り知れない努力と覚悟がある。
彼女の眼に映るのは、彼女に都合のいい事象だけ。唯一思う通りにならないジョーに対する献身は健気で可愛らしいとも思うけれど、これまでの3人の夫との間がおそらくそうであったように、彼女は愛に生きることはできないのだと思う。
ジョーが手に入らないからこその献身であって、もしはじめからジョーがノーマに盲目的なら、彼女は見向きもしなかったんじゃないかな。
沢山のものを失いながら手に入らないものばかりを追い続け、彼女は彼方の世界に行ってしまう。
ラストのノーマの表情が、この映画の全てだと言っても過言ではないと思う。
余談ですけど、見ている間ものすごく浜崎あゆみを思い出しました。
今でも彼女は◯イベックスの恩人な事に変わりはないと聞いたことがあります。
世の移り変わりは無情…