サイレント期に一世を風靡したが、その後落ちぶれた女優が主役。演じたグロリア・スワンソン自身が当時忘れられたスターでこれがカムバック作だった。
依頼する側も受ける側も凄いが、そんなシンクロ率の高さもあってかスワンソンの演技が殺気がかっている。
ジャンルとしてはサスペンス?だと思うが、古畑任三郎方式でオチが最初に提示されるし、
正直、話は今となっては驚きもせず有りがちな内容だが、演技だけで引き込まれる。
1950年にスワンソンの全盛期と低迷期を知った状態でみたら、絶対もっと面白かっただろうと思う。
執事役も役柄に近い経歴を持っているのには驚いた。バスター・キートンもちょい役で出てたりと小ネタまみれ。