ピナコ

サンセット大通りのピナコのネタバレレビュー・内容・結末

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

68年前の映画
モノクロで少し画像も状態悪そう。

この映画が私がダメだった『マルホランド・ドライブ』の基と聞いて再観賞。
以前も観て凄さは覚えているが曖昧な記憶だけ。

サイレント映画で売れていた女優がその栄光時期を忘れられず
トーキーに乗り遅れ年齢的にも売れなくなったことを認めずにいた。
まさに本人グロリア・スワンソンと同じ境遇のような設定だったのではないでしょうか。

その形相はホラーに近いものがありすごく圧倒されます。
台詞のない時代に生きた方だから目でものをいいます。

その邸宅に迷いこんだ売れなくなってきた脚本家
始めに"違和感を感じていた"とのナレーションで自分も女優もすでに死んでいたのでは?と思ったりした。

華やかな世界に生きていくのは才能だけではなく運とかチャンスとかどうしようもない力が働いているのだと感じた。

ラストの階段シーンは鳥肌が立ちます。

凄い作品です。
ピナコ

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