名探偵コナン 隻眼の残像（せきがんのフラッシュバック）のShinMakitaのレビュー・感想・評価

☆俺基準スコア：1.6
☆Filmarks基準スコア：2.7


長野県、八ヶ岳の雪山で県警警部・大和勘助が雪崩に巻き込まれた。8年前に強盗を働いた御厨を追跡中のことだった。大和は雪に呑まれる直前、何者かに狙撃され左目を負傷したが、撃った相手の顔を見ていながらその記憶を失くしてしまっていた。

10ヶ月後。警視庁総務課刑事・鮫谷が毛利に連絡をよこしてきた。何故か雪崩事件を調べている鮫谷は、大和と知り合いの毛利から話を聞きたいという。これに応じた毛利は、くっついてきた蘭とコナンを連れて待ち合わせ場所の日比谷公園に向かうが、待ち受けていたのは鮫谷の射殺死体だった…


「名探偵コナン　隻眼の残像」


以下、ついてくるな。ネタバレじゃねぇんだ。

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観たい映画が無いのに映画館には行きたい。そんな時に重宝するのがコナンくん。ファンでもなんでもないけど、たまーに映画館で観ています。その都度、背景が分からず置いてけぼりになるんだけど、本筋がつまらないことはまず無いので、損はしません。

今回は海外にも行かず大イベントも開催されない、長野県だけで完結する話。8年前の強盗事件・司法取引関連の改正法案という全く繋がらない2本の線がこれまた全く毛色の違う国立天文台野辺山を柱にして交差するという複雑なプロットで、さすが櫻井武晴というところ。博士のクイズも早々に灰原が処理してくれてテンポが崩れなかったし、まあまあ楽しかったな。しかし後半のネタバラシはかなりクドくて長過ぎ。あの本部付き検事の正体とか後出しジャンケン感も強くて、無理矢理な気も。まあ「隠れ公安」やら内調やら、麻生幾とか福井晴敏とかの小説世界がマンガになった感じなのねコナンくんって。怪盗キッドとかが出てくる話よりはこちらの方が好みだったから、今年は当たりだったと言える。