拓馬さんの映画レビュー・感想・評価

拓馬

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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.0

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思い返せば本シリーズ、視覚的な楽しさ勿論の事「異種族同士の共存」という、考えれば考えるほど悶々とするテーマを果敢に扱った意欲作でもあった。

バーク島の人々とドラゴン、互いに歩み寄る余地など無かった環
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.2

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これまでの和やかなエンタメスパイとは毛色が違う、過去シリーズを一蹴するようなビターな幕開けに驚かされた。
脳爆発とか子供の頃観たらトラウマ確定だろ。

ヴァチカンを舞台にハイテンポな入替作戦、恒例のワ
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

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疑心暗鬼に駆られる根暗な彼の姿は見る影もなく、チャラチャラと白い歯を見せ爽やかに笑うイーサンハントの豹変ぶりがまず面白い😂

精巧かつ自由で大胆な作りの1作目とは真逆。
大味なアクションを用いて、マニ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

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ファイナルレコニングに向けてシリーズ走破ミッションに挑む。

王道スパイモノという事で派手にドンパチやるのかと思いきや、そうでもない。
濡れ衣を着せられる哀れな幕開けから水槽爆発、までのプロットがあま
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

3.6

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前回は民族音楽感が強すぎてあまり馴染めなかったが、今作は思わず踊り出したくなるキャッチーな楽曲ばかりで終始楽しめました。

危機から皆を守る為海へと繰り出し大冒険を行う根本的な脚本は変わらずだが、今作
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.9

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シナリオが宗教の世界に閉じ込められてしまうと中々関心を持ち辛いが、本作はあくまでも舞台がカトリックなだけであり、本質的には「権力争い」なので自身含め関心のない者でも問題なく没入できるのではないだろうか>>続きを読む

ミッキー17(2024年製作の映画)

3.4

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ポン・ジュノ作品初鑑賞。

コンセプト的に「月に囚われた男」を想起させる作りだが中身は全くの別物。
物語の大半が宇宙艦内で繰り広げられる為、SFではなくワンシチュエーションインモラルコメディという嵌め
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.6

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ルーティンとして繰り返すだけの家風呂に飽きた頃、数ヶ月に一度は少し背伸びをして高値の露天風呂に行く。
だけど、本当ごくたまーーーに銭湯も挟みたくなるんだよな。

そんなテンション感で、今日観たい映画は
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

1.5

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まだ映画にハマってなかった頃に観た1本目がボチボチ記憶に残ってた為、久しぶりに追ってみたくなり鑑賞。

結果としては全く面白くなかった。

配役は悪くない。
各々は責務を果たしているが、製作陣の思想に
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.9

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カルト的人気を博す異色な作品を今更ながら初鑑賞。

とにかく全てのキャラ造形が魅力的。これに尽きる。
90年代後期を思わせるルックや劇伴もノスタルジックで終始楽しめました。

ストーリーのメイン軸がし
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.7

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ステイサムさん、軽いスプラッタレベルの爆イケアクションで笑ってしまった😂

そもそも養蜂家っていうフリが面白い。
この脚本と蹂躙のみで105分という短尺でも納得感のあるカタルシスを生み出せている。
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

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言わずと知れたクライムサスペンスの金字塔。

同監督作の「イニシェリン島の精霊」が全くハマらず、本作も冒頭からやれレイシストだの同性マイノリティだの言うもんだから、あぁ、今回も鬱陶しい社会問題提起モノ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

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ウェス・アンダーソン監督の作品は初鑑賞。

とにかく画作りが面白い。
「正面」と「パステルカラー」どのシーンで一時停止しても一枚の風景画として数分観ていられるような、そんな映像が開始から続いて思いの外
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.0

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母「お昼にする??」
父「??オリーブ???」
不覚にも爆笑した。

家を守り続けてきた母が病気のせいで徐々に出来る事が減っていく、出来る事が減るからこそ認知が進む悪循環は見ていて辛い。
しかし、プラ
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.0

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母「お昼にする??」
父「??オリーブ???」
不覚にも爆笑した。

家を守り続けてきた母が病気のせいで徐々に出来る事が減っていく、出来る事が減るからこそ認知が進む悪循環は見ていて辛い。
しかし、プラ
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

何となく「風になる」をカラオケで歌いたいな〜、そういえば猫の恩返し観た事なくね〜?と思いたっての初鑑賞。

猫に恩返しされるのかと想定しながら見ていると全然そうじゃない。
猫を救ってしまったが故に訪れ
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.1

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クリス・エヴァンスが中村悠一の声で小悪党やってんのがまずおもろいし、サンタが一晩でプレゼントを配れるのは魔法じゃなく、単に鍛えまくってるからってのもB級の雰囲気と親和性高くておもろいw

JKシモンズ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

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障害者に愛嬌や社会性を求める健常者側の偽善的なエゴには内心嫌気がさしていた。
だってその行為が善い事だなんて誰が決められるんだ?
と、心の奥へしまっていた無頓着な考えを改めさせられる、まではいかないも
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

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東野圭吾初鑑賞。

どうせ軽快でポップに描くテレビシリーズの延長だろう、と腐った先入観を持っていた自分を恥じる。
犯人と犯行を冒頭で明示してから進行する異質な幕開けに目が奪われ、襟を正さずにはいられな
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

3.9

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監督が変わってるので正直見る気はなかったけど惰性で鑑賞。

結果バチクソに面白かった。
全然1より面白い。
1作目の要素をフルに活かして格段にグレードアップしている。

特に中後半は目が離せなかった。
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.7

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予定調和な映画。

国際問題の描き方は、どうしてもケヴィンファイギの日和を感じずにはいられない。
予告の範疇からはみ出す事なく置きにいった作風は良くも悪くもそれなりの出来栄えに落ち着いていました。
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.7

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野生の島のロズから興味を惹かれ、クリス•サンダースの代表作であるこちらも鑑賞。
やはり人×動物(?)の交流を描くのが抜群に上手い。

加えて個性豊かなドラゴン達を、かなり身近な距離感で描いてるのも好感
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.3

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「MCU作品を語る上でハルクは観なくても良い」

そんな悪しきしきたりに習って邪道を進み続けたものの、キャプテンアメリカBNWの為にも履修せざるを得ない為、数年越しにフェーズ1へと舞い戻るハメに。
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.6

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ロボットアニメーション系だとピクサーの出してるウォーリーが暫定1位だったけど、本作は格が違った。

普遍的なシナリオなのにも関わらず、テーマ性、ルックの表現、楽曲、全てが一級品かつ多様性にも富んでおり
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

1.0

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本当に、本当に誇張抜きで、上映時間137分のうち面白い瞬間が1秒もなかった。

感受性とか解釈の幅とか、そんな次元の話じゃない。
テーマ、脚本、演技、全てが安っぽい。

薄っぺらく消費された経験に黄昏
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

2.8

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ピー助!!!!!!!
ピー助が出やがった!!!!!!

なんかのび太良い子になったな。
昔はもっとクソガキだった気がする。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.5

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ガンダムシリーズ完全初見。

そもそも知見が全くないのでifでした、と言われてもイマイチピンとこない。
膨大な量の固有名詞に淡々と頭を振り回されるばかりで、正直前半部はあまり楽しめなかった。

しかし
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

3.9

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フィルロード×クリストファーミラーの出世作との事で鑑賞。

起こりは周りから認められなかった主人公が、慢心から大事件を引き起こし、責任を取る為に奮闘する。
マイノリティな主人公への迫害を動機とした失敗
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.7

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特筆したい点もなくヌルッと終わった。

一流ホテルを謳ってはいるけど、Googleマップ上の評価は⭐️2.2とかになってそう😂笑

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.9

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一流ホテル内を主戦場として刑事とホテルマンが共闘するミステリー、設定と掴みは最高なのに中身は平凡な作品でした。

三谷幸喜的なワンシチュエーションモノを想像してたらホテルマンの流儀やヒューマンドラマ等
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.2

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ローマンちゅき❤️
打ち上げ作戦おもろすぎる😂笑

普通に映画としてまとまりがあった。
カーチェイスもスケールアップしてるので1作目よりも楽しめた。

ぐらいの感想しか抱かない。
シリーズとしてはまだ
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.0

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ワイスピイチから見直し月間🚗

伝説の始まりではあるものの、やはり1作目はB級感が否めない。
単作としては評価し難いが、歴史的大作の大元を追う姿勢で向き合うとやはりテンションは上がったし、何よりメイン
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陪審員2番(2024年製作の映画)

3.7

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二律背反をテーマとし、道徳的ジレンマを用いて問題提起をしてくる序〜中盤は見応えがあった。
しかし終盤はいつものイーストウッド節で、解釈によって捉え方は様々だよね。
と観ている側に全てを丸投げしてくるの
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.0

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ヘルシンキに焚きつけられて鑑賞。

ラジオの裏側を映画化するだけでこんなに面白いのどうなってるんだ…

プロとしての有様や、組織下からは逃れようのない板挟みにあう者達のジレンマ、作品に対するリスペクト
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HERO(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作、サスペンス性については最早ないものと捉えて良い。
全シリーズで積み上げてきた絆をどのように使って彼等の結末を描くのか。
ここに価値を感じる映画でした。

求めていた要素はわりかし詰まっていた為、
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