kana

Dear フランキーのkanaのレビュー・感想・評価

Dear フランキー(2004年製作の映画)
4.0
静かな愛で溢れた作品。
愛してるからこその嘘。決して正しいことではないんだけど。
お母さんからしたらフランキーのほんとの声が聞ける唯一の手段。だからこそやめることができなかったのかもしれない。

ジェラルド・バトラーが素敵すぎました。
最初はぎこちない父親役。無口で無表情で。こっちが心配になりました(笑)
でも実はしっかり手紙もよんで予習済み(笑)
フランキーに抱きしめられて不器用に抱きしめ返すシーンにやられました(笑)

フランキーが唯一声をだすシーン。「いつ戻ってくるの?」
フランキーにとって彼はあっというまに大きな存在となっていたのです。

フランキーがとっても素敵なおとこのこ。
フィッシュ&チップスはフィッシュぬきで。なぜなら魚がすきだから。
マリーに「パパだよ」と紹介するところ。
水切り用の石をつかわずに持ち帰るところ。
お母さんの歌を聞いているときのやさしい表情。
こんな子愛さずにはいられないよね。

スコットランドの晴れてるんだか曇ってるんだかわからないような天気がこの映画によく合っていたような気がします。
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