Dearフランキーとなってはいるが、実質主役はその母親リジーだろう。
暴力夫と別れて子供と祖母との3人暮らし。
フランキーにその事実を隠すため、父親は世界各国を船で回る航海士に。
届く手紙によって無理矢理ごまかしていたのだが、うそで書いていた船が存在することになり港にやってくることに。
これにより急遽別の父親を引き合わせることに。
ずいぶん冒頭から手紙のウソを指摘してこの後もつのかと思ったが、フランキーの純粋な視線。
リジーの母性ぶり。ニセの父親ストレンジャーとの交流と見所が多くこれは秀作だ。
一見すればべたべたな感動ものとなりえたが、このあえて一歩離れたような距離感が実によく、後味もさわやかな余韻。
こういう映画はもっと知られるべき存在だろう。