伊坂幸太郎先生の小説の中に、「犯罪者が犯罪を犯した原因を人々が突き止めたがるのは安心するためだ」というような一節がありましたが、まさにでした。
イジメられていたから、マリリンマンソンが好きだから、黒人だから、外国人だから。
自分とは違う部分を見つけることで、自分は関係ないのだと安心したい。
メディアもうまくそこを利用して恐怖を掻き立ててます。
でも人々はその裏で堂々と武器を作り、売り、政府がミサイルを落としている事実には目を向けない。
国防と個人的な衝動では確かに大きく違う名目ではあるものの、根本的な殺人は変わらない。
たまに思うんですよ。
CODとかメタルギアとかBFみたいなガンアクションゲームが若い人の間で凄く人気です。
僕も去年くらいまでアプリでやってました。
なぜか。
刺激が欲しいからです。
日本が平和だからです。
だから若い人は銃に漠然と憧れみたいなものを持っています。
でもいつか身近なところで戦争が起きた時、きっとそれらのゲームは野蛮なものとして禁止されるでしょう。
その時にやっと気づくのです。
このゲームの内容が誉められたものではないことを。
この世は矛盾と皮肉に満ち溢れてます。
