非常に良質なスパニッシュホラー。
進行性で失明していく病を抱えたヒロインが、同じ病気を患っていた姉の自殺をきっかけに、背後に誰かの存在を感じ始めるという映画。
二転三転するストーリーが非常に巧みで、「どうなっちゃうの?」と手に汗握ること間違いなし。
そしてとにかく素晴らしいのは、観客の視覚に訴えるような工夫が随所に取り入れられていること。(例えば視覚障害の世界を表現するために、相手の顔だけを映さなかったりだとか)。
デルトロが製作に入っていることもあるのか、観客を楽しませようという気概を感じられて良き。