夫婦交換のコメディだが、夫婦が3組というところがミソ。中島、山科、松井が妻。亭主の顔写真を裏返して、妻が選ぶという方法。時には交換にならなかったりする。

EPてんこ盛りのスワッピング物。
初期日活ロマポ女優の中島葵は名優だが、個人的には美人だとか可愛いとかの評価外の存在だったが、この中島葵はかなり可愛い。

倦怠期夫婦で夫から夫婦交換を提案されるもその度に大声できっぱりと断る。妻の、女のプライド。
でもクラスメイトだった浜口竜也とホテルで過ちを犯してしまいスワッピングに同意する事になる。以後、妻と離婚してでもと言い寄る浜口をきっぱり断る。他方、牛乳配達の青年を狙っていたり性欲はウズウズ。

3組夫婦によるシャッフルスワッピング。
中島葵と広告会社でコピーライターの井上博一夫婦。高校教師の坂本長利とその妻豊満に過ぎる眼鏡マダムの松井康子は元日教組役員。織田俊彦の妻、山科ゆりは隠れた真正ドM。
中島葵の相手は坂本長利。竹林散歩、戦争に行くも身体壊して帰ってきた坂本は中島葵と同じ名前の戦争未亡人・二條朱実との竹林初体験の回想。爆撃機飛来音をバックに青姦。ここでは嫌よ、私は朱実じゃないのよ私は私よ。葵のプライド。坂本は自分のダメさを訴え葵の母性をくすぐるセコな作戦に出るが二度目はあの人なんか嫌いよと葵すっぽかしの源となる。
山科ゆりは井上博一とシャワー中おしっこさせてとシーシースタイル。ベッドでは足を縛らせSMプレイ。圧巻は織田俊彦のお相手松井康子マダム、迫力太り肉をベッドの上でゴムまりのように弾ませる。二度目は葵のすっぽかしであぶれた織田と井上との回転ベッド3Pで弾む回るマダムご満悦。坂本長利は教壇で倒れ、年甲斐もなく夫婦交換だなんてと反省するが妻はスワッピング効果で輝き「教職に戻って働くわ」女は強いな、と呆れる坂本の情けない表情が良い。
織田俊彦はスワッピングによって初めて妻の性癖を知り「きみがこんな女だったなんて」悔しさのあまり緊縛宙吊りかん腸責め。

他にも井上博一が職場のビッチ、エマニエルの丘尚美に欲情して犯そうと争いになり丘の髪を引っ張ると鬘でベリーショートのまさにエマニエル。助けに入ったのは後輩女子社員「おねえさま！」あらレズだったのねと丘尚美も脱ぎ要員以上。

バスタオル1枚で牛乳集金に来た青年を家に引き入れ「私まだ29才、これからよ」いいぞ中島葵！と不思議と応援したくなる。

ラストの牛乳配達を自宅に引き入れる所でモンティパイソンのスケッチを思い出しちゃったが、それはぜんぜん関係無い。

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