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Terror Creatures from the Grave(英題)
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『Terror Creatures from the Grave(英題)』に投稿された感想・評価

イタリアンホラーの女王バーバラ・スティール主演の横溝正史風オカルトミステリー。監督は「惨殺の古城」(1966)のマッシモ・プピッロ。脚本は「呪いの館」(1966)のロベルト・ナターレ×ロマーノ・ミリオリーニ。撮影はアントニオーニ監督「赤い砂漠」(1966)「欲望」(1966)のカルロ・ディ・パルマ。原題「5 tombe per un media(霊媒師のための5つの墓)」英題「Terror-Creatures from the Grave(墓から出てきた恐怖の生き物たち)」。原案エドガー・アラン・ポー※作品名は不明。

1910年イタリアの片田舎。科学者ハウフ博士から遺言書作成依頼の手紙を受け、若い弁護士アルバートは上司の代理として屋敷に赴く。出迎えたのは博士の若い後妻クレオ(バーバラ・スティール)と前妻との娘コリンヌ。しかし博士は一年前に謎の死を遂げていた。実はこの屋敷、1400年代までは病院でペスト感染者がここで大勢死亡していた。博士は屋敷の歴史とオカルトに関心を持ち、当時ペスト菌を井戸に巻いたとして処刑された3人の手首を保管していた。博士の死について調査を始めた弁護士アルバートは博士のオカルト愛好仲間5人の存在を知るが、うち3人がこの1年間で変死していた。そして博士の1周忌、遺体を一族の霊廟へ移すため棺を開けたところ、何と中身は空っぽ。実は博士は生きているのか?。。。

終盤までは非常に面白かった。忌まわしい歴史が残る田舎村。ロココ調の屋敷に住む微妙な一族関係の美女2人。村人の知られざる因縁とオカルトじみた連続死。父が娘に教えた水にまつわる童謡。これら要素は横溝正史映画に通ずるもので個人的に大好物。天然キャラな屋敷の女中も坂口良子を連想させる。

映像も冴えていた。屋敷や墓地の寂爆とした風景、大胆なクローズアップを用いたバーバラの眼のアップや死体の顔面、手持ちカメラを活かした逃走ショットなど、印象に残る画が頻出する。

惜しいのが終盤。人間関係の意外なツイストプロットがあり、そのままミステリーとして完結できるところを、欲張ったのか超常現象に走ってしまう。それなりの大団円にまとめてはいるのだが、オカルトに走ったがために何が起こっているのか解釈不能な点が残ってしまったのが残念だった。

しかし、当時定番だったゴシックホラーの枠を飛び出し田舎オカルトホラーの試みは新鮮でかなり楽しめた。本作は特にアメリカで人気を博し、その演出アイディアは後の「死霊のはらわた」(1981)に影響を与えたと指摘されている。

※ロケ地はローマの外れにあるフサーノ城と近隣の村