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最後の忠臣蔵のkassyのレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
3.6
赤穂浪士の吉良邸討入り事件後、密かに生き残った二人の男の物語を描く時代劇。赤穂浪士の中に、討入り後の使命を与えられた二人の生き残りがいた。一人は討入り後、切腹の列に加わることを許されず、大石内蔵助から「真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」との密命を受けた寺坂吉右衛門。そしてもう一人は、討入り前夜に忽然と姿を消した瀬尾孫左衛門である。孫左衛門は、まもなく生まれてくる内蔵助の隠し子を守り抜くという極秘の使命を内蔵助本人から直々に受けていた。このような事が極秘に動いていたとは思いもよりません。二人とも使命を全うするため尽力し、全うしていく。途中途中で粋な計らいがあり、大石内蔵助の人望がうかがえます。そして可音の凛とした気品を備えた美しさが素晴らしい。使命を全うした二人の最後も見物です。
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