ディーノ・デ・ラウレンティス製作によるスパイアクション映画。「サイレンサー」シリーズのヘンリー・レヴィン監督を起用して、どこかのんびりしたムードの娯楽作に仕上げた。

多くの人々を抹殺して、自分だけのエデンの園を築こうとする悪漢を名優ラフ・バローネが演ずる。対する二人のスパイは、ボンド映画同様にさまざまな秘密兵器を駆使して立ち向かう。リオのロケーションととぼけた装備満載のロールスロイスが楽しい。

ディーン・マーチンの主演で4作品が製作された1960年代のスパイ映画『サイレンサー』シリーズ。

その第2作目『サイレンサー/殺人部隊』
及び第3作目『サイレンサー/待ち伏せ部隊』を手がけたのが本作のヘンリー・レヴィン監督です。

そしてプロデューサーはイタリアの大物ディノ・デ・ラウレンティス親方！

『道』、『戦争と平和』、『天地創造』、『バーバレラ』、『キングコング』、『フラッシュ・ゴードン』、『コナン・ザ・グレート』、『デューン/砂の惑星』などの娯楽作品の乱発で映画ファンにはご存知の方も多いことでしょう。

そんなプロデューサーとそんな監督さんによるスパイ・アクション映画！

英国イオン・プロダクションのボンド映画の成功が国際的なスパイ映画大合戦となり、数々のスパイ映画が製作され、そして、忘れ去られて行きました。

本作もそんな一本であります。

アメリカ合衆国CIAエージェントの主人公が悪の秘密基地に乗り込んで大活躍。

アクション、銃撃、スパイカー、国際陰謀、そして女スパイ❗️

…21世紀のスパイ映画と比べると、だいぶ雰囲気が違うのは間違いありません。

しかし60年代にはこういった作品群が数多く花開いていたのです。

良い時代でしたね…。(シミジミ)

では、YouTube から予告編をご覧下さい。
↓
SE TUTTE LE DONNE DEL MONDO.../KISS THE GIRLS AND MAKE THEM DIE(1966) Trailer(2:20)
https://youtu.be/2Bz5P1IYI4g

作曲/マリオ・ナシンベーネ
歌/リディア・マクドナルド
によるオープニングに流れるけっこうイケる主題歌デス(^-^)/
↓
https://www.youtube.com/watch?v=Z13NXWngXug&feature=share

蛇足ながら、第二次世界大戦時のドイツ軍の水陸両用車シュビムワーゲンの水上走行シーンがチョット見られるのはミリタリー・ファンの方には嬉しいかもしれません。

• #ディノ・デ・ラウレンティス

殺しのビジネス　CIA指令001