バレンタイン

メアリー&マックスのバレンタインのレビュー・感想・評価

メアリー&マックス(2009年製作の映画)
4.1
可愛らしいキャラクターで楽しい映画かと思っていんだけど、現実的で哲学的でもあるし、詩的でもある。とにかく深い映画だった。

家庭環境とか容姿のコンプレックスはあるけれどまあ普通の人と、発達障害とか精神病を抱える人。その交流を描きながら、それぞれがどうしたら幸せになれるのかを探求する物語だったのだと思う。

とはいえ根底にあるのはダイバーシティであり様々な生い立ちの人がいる。でも主題というか本題は友人は自分で選べるっていう普遍的な価値観で締め括るのはこの映画の世界観にぴったりで脚本は本当に良く練られていた。

結局、人生の負の部分を包み隠さずありのまま描いているのが凄く良かった。僕もメンタルバランス崩した時期があったのでとても共感できたし、納得できる物語だった。

今年観た映画の中では一番良かったかなあ。
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