ドルジ

メアリー&マックスのドルジのレビュー・感想・評価

メアリー&マックス(2009年製作の映画)
4.2
84点(100点満点中)
〈脚本〉38/45点
ブラックコメディとしてちゃんと面白いし、精神疾患とその向き合い方にかなり深く切り込んだメッセージ性もある映画だった。メアリーとマックス、そしてその周囲の人々のキャラ付けが面白く、親しみを持てた。マックスは様々な精神疾患の闇鍋のような状態であり、それらを茶化すようなギャグもあったので表現としてギリギリだなとは感じた。「友人は選べる」とのことだが、これが“手紙の中だけ”の関係だったのが良かったのだと思うし、そういう意味で結末は納得できた
〈演出・撮影〉23/25点
今まで観たストップモーション映画の中で1,2を争うほど素晴らしい映像技巧だった。キャラや動物の表情はコミカルで可愛らしく、クレイアニメならではの質感も活かされていた。オーストラリアは茶色を基調として色付けされ、ニューヨークはモノクロなのもベタな演出ではあるが良かった
〈音楽〉9/10 点
変拍子のメインテーマに始まり、印象的な音楽の使い方が多かった
〈演技・キャスティング〉6/10 点
〈印象〉8/10
ストップモーション、クレイアニメの中ではかなり好き。キャラ造形が独特かつ可愛く、コメディとして面白いし、メッセージ性もある
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