ドルジさんの映画レビュー・感想・評価

ドルジ

ドルジ

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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.1

81点(100点満点中)
 “ボディ・ホラー”というジャンル映画を極めた作品だった。痛々しいシーンが多く何度も心臓がキュッとなったが、個人的に1番恐ろしかったのは、エリザベス(デミ・ムーア)が昔の同級
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.1

63点(100点満点中)
 設定としては割とありきたりだが、嵐の間しかタイムトラベルできないという制限をかけることでサスペンスとしてスパイスを効かせていた。ストーリーは複雑な割に真相がわかった時の裏切
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パージ(2013年製作の映画)

3.1

63点(100点満点中)
 設定バカすぎて笑う。“国中で犯罪が可能になる”っていう規模の大きい設定を、家の中だけで展開するという予算の抑え方の工夫が素晴らしい。ただ家の中に舞台を限定してしまったせいで
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.2

64点(100点満点中)
 明らかにB級映画ではあるけど、怪人達のデザインやコスチュームはハイクオリティで良かった。友人が脳みそだけにされてそのままだったり、家族は助かったけど世界は終わりに向かったり
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.7

75点(100点満点中)
 主人公の清々しいまでのクズっぷりが最高。露骨なクズさじゃなくて、「こういう人間いそうだなー」と思わせるクズさが良い。でも憎めない感じのキャラ付けもグッド。『フロリダ・プロジ
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96時間(2008年製作の映画)

3.4

68点(100点満点中)
 「これでいいんだよ」なアクション映画。90分でしっかり満足感あって素晴らしい。冒頭30分の展開の速さと、その上でしっかり背景情報を入れてくるのが上手い。アクションシーンは平
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.4

69点(100点満点中)
 とにかく登場する女性俳優がセクシーすぎる。そこが最大の見所で、サスペンスとしては残した伏線や謎もそれなりにあり、なんとも言えない出来

〈脚本〉30/45点
〈演出・撮影〉
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.0

61点(100点満点中)
 綾瀬はるかが口調のせいかめっちゃ演技下手にみえる。触れたら消えるという設定がガバガバすぎ。何故それを綾瀬はるかは知っている?。負けヒロインの本田翼の影が薄すぎる

〈脚本〉
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.2

84点(100点満点中)
 ガキの頃ぶりに観たら記憶の中の10倍は面白くてびっくりした。面白すぎて泣いてしまった。
 まず、「おもちゃが実は動いている」って設定が革命すぎる。子供は今持ってるおもちゃが
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

3.6

72点(100点満点中)
 前情報ゼロで観に行ったら思ってたのと全然違う変な映画だった。後から調べてジャルジャル福徳原作だと知り妙に納得。
 まず主人公がキモい。大学の敷地に入るタイミングから日傘さし
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

75点(100点満点中)
 めっちゃ泣かされはしたけど、めっちゃ変な映画で同じだけ笑ってしまった。終わり方サイコ過ぎる。その伏線回収は感動より笑いが勝つし、今後その銭湯行きたくなくなるだろ笑。1つ1つ
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.9

78点(100点満点中)
 地上波で何度も流れていて、「目玉が飛び出る」シーンが印象的だった本作。内容を忘れていたので改めて視聴したが、最高SFだった。『ターミネーター2』といい、この時代のSF描写は
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反撥(1964年製作の映画)

3.4

69点(100点満点中)
 

〈脚本〉31/45点
〈演出・撮影〉18/25点
〈音楽〉7/10 点  
〈演技・キャスティング〉7/10 点 
〈印象〉6/10

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.7

75点(100点満点中)

〈脚本〉34/45点
〈演出・撮影〉19/25点
〈音楽〉7/10 点  
〈演技・キャスティング〉8/10 点 
〈印象〉7/10

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.5

70点(100点満点中)
 『ロボコップ』でも見られた“プロパガンダCM”によるブラックジョークは本作でも健在。10年でCGが進化しすぎててビックリした。「俺たちの戦いはこれからだ」エンドで結構びっく
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

82点(100点満点中)
 “同じ学校の生徒がバンドをやる映画”としては『スクール・オブ・ロック』より断然好きだった。まず、メインキャラクター達が皆可愛すぎる。主人公のウブさと、後半になるにつれおしゃ
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.3

67点(100点満点中)
 ブラックコメディオムニバス。飛行機の話と煽り運転の話が良かった。ラストの結婚式の話は長い割に微妙だった。こんな変わった映画が大ヒットするアルゼンチンって面白い
 
〈脚本〉
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

74点(100点満点中)
 主人公が突き抜けたバカで笑える。不器用すぎだろ。怒鳴りまくりの演技を“上手い”と評価していいのか微妙だが、迫力は伝わった。ピエール瀧の配役が素晴らしい。やはり唯一無二の俳優
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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

3.1

62点(100点満点中)
 毛利小五郎回だと思ってたけど、大して活躍しなかった。コナンにわかなのが悪いけど、長野県警のメンツ全然知らなくて置いてかれる場面もしばしばあった。予習無くても楽しめる作りには
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ロボコップ(1987年製作の映画)

4.0

80点(100点満点中)
 『ターミネーター』みたいな硬派なSFアクション映画かと思ってたら、残虐描写マシマシ、社会風刺・ブラックジョーク盛り盛りで驚いたし、そこがとても楽しめた。派手でバカみたいな爆
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

76点(100点満点中)
 優等生な良い映画。最初のスピーチで、どもった音がマイクで増幅される演出は恐ろしく、そりゃ喋れないよなあと思った。吃音を治す為の練習と、それを実践するカットを交互に映すシーン
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片思い世界(2025年製作の映画)

3.0

61点(100点満点中)
 無理がある設定と展開にツッコミが止まらず、全く楽しめなかった。そういうのは気にせず観るべきなんだろうけど、中途半端に「素粒子」とか言い出すせいで意識せざるを得ず……。現実に
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.9

79点(100点満点中)
 ポンジュノの長編デビュー作にしてセンス爆発の良作。“飼い犬失踪事件”を中心に、教授職を狙う大学院生、有名人になりたい経理職員、ある楽しみを持つ管理人、ボイラーキムさんという
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.1

62点(100点満点中)
 リアリティラインがぶれていて、どのテンション感で観たらいいのか分からなかった。あえてリアリティラインをぼかす作品もあるけど、本作はそれに失敗していると思う。序盤は“モキュメ
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.9

77点(100点満点中)
 変な映画だった。冒頭30分の“ポリコレミュージカル祭り”はとても笑った。「陰茎から膣へ、膣から陰茎へ」とかいうとんでもない歌詞の曲が大々的に流れ大人数が歌ってるの異常すぎる
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デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.3

77点(100点満点中)
 『ハングオーバー』すぎる。タイムリミットがあり、ほぼ犯罪行為を繰り返しながら目的に向かい、下ネタと倫理観を疑うギャグ満載、という点がまんま。ついでに作ってるスタッフと主演の
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.2

83点(100点満点中)
 お、面白い……。『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでハマった阪本祐吾監督。『ベビわる ナイスデイズ』は個人的にイマイチだったけど、本作は大当たり。やはり監督はご自身も(本作監
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.4

68点(100点満点中)
 たいして離れてないけど、1人では行ったことのない隣町の友達の家へノートを届けに行くだけのことが、小学生の子供にとっては大冒険だというのが伝わってきた。町中に佇む主人公を引い
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ミッキー17(2024年製作の映画)

3.3

67点(100点満点中)
 監督の過去作『スノーピアサー』と『オクジャ』を足して2で割ってメッセージ性を薄めた感じ。エンタメとして普通に面白いけど、ポンジュノ作品に求めていたものとは違った。誤って重複
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.2

64点(100点満点中)
 ゲイとノンケの冥婚、幽霊の力を借りた捜査、2つの別個の事件がリンクしていく…といったそれぞれの要素は面白い。しかしそれらが作品内で渋滞を起こしているように感じた。演出の細か
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.6

71点(100点満点中)
 相変わらずの観る悪夢。ストーリーは非常に難解で、明らかに答えが導き出せないよう作られている。解釈は人によって千差万別だろうが、自分は「男としての自信のない男の悲哀」を感じと
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

74点(100点満点中)
 教会の闇を新聞記者達が暴く、実話に基づく物語。記者数人や弁護士の視点、それぞれの思惑が錯綜し、多くの人物名が出てくる為混乱しそうになったが、ギリギリで理解できる程度に整理さ
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

81点(100点満点中)
 アカデミー賞〈脚色賞〉受賞も納得の素晴らしい脚本だった。「コンクラーベ」という日本人には馴染みのない設定だが、非常にエンタメに寄った作りで予習も必要なかった。登場人物が多く
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.3

67点(100点満点中)
 寝不足で見たせいでめっちゃ寝てしまった。でも内容も言われてるほどハマりはしなかったなあ。主人公がアパートの部屋を上司に貸すことで昇進を目指しているという設定は面白く、それを
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