もとまち

スペースバンパイアのもとまちのレビュー・感想・評価

スペースバンパイア(1985年製作の映画)
3.5
円谷特撮meets『28日後...』みたいな終盤のゾンビパニックがクソアツい。引っ切り無しに爆発するロンドン市内、燃え上がる車に倒壊する建造物、おびただしい数のエキストラたち。炎の海と化した市街地上空を、青白い生体エネルギーがピカピカと駆け巡る! 派手な所はとことん派手に、やり過ぎなくらいのスペクタクルを見せてくれるフーパー。序盤では死体だったコウモリバンパイアも最後にバッチリ登場。ありがてえ。何でもかんでも詰め込みすぎて、ラスト10分はちょっと『ハリー・ポッター』みすら感じた。個人的にはマチルダ・メイの全裸云々よりも、あの設定とキャラクターで真剣に怪奇映画をやろうとした作り手がいちばんヤバいと思う。手術台に敵を押さえつけて情報を聞き出すくだり、同じオバノンの『バタリアン』とダブる。核発射の命令が下されるとこも似てる。
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