2025/No.43
岩井俊二の映画にあまりハマれない私。
今回もハマれず、こういう類いにハマれなくなったのは歳のせいなのかなぁ、なんて思いつつ、舞台挨拶に行けたことはとても有意義だった。
岩井俊二監督デビュー作、中山美穂への想い。とても熱くて深いものがあって、スワロウテイルやリリィ・シュシュのすべてを、歳を重ねた今、もう一度観てみようかなって思った。
映画は、中山美穂主演ということになっていて、舞台挨拶に登壇した豊川悦司さんが「美穂ちゃんの映画」と言ったとおり、トヨエツの映画ではない。それどころか、ストーリーとしては白線流しコンビの酒井美紀さんと柏原崇さんが、最高。あの初々しさとほのかな青春の色は、あのふたりのもので、この映画の中心だと思う。