ペダルとはゲイのことらしい。
オープニングで女性と寝てると思ったら美少年と寝ていたゲイのアドリアン。
取引の食事会に妻同伴と言われ、妻を演じてもらったエヴァは親友でもあり、性に奔放なゲイバーのオーナーでもある。
その食事会の席でエヴァに恋してしまった取引先の銀行のお偉いさん。
そして夫をゲイと勘違いしてしまう妻。
フランス映画らしいユーモアも交えつつ、不倫やらゲイの恋やら嫉妬やらが入り乱れる群像劇。
フランスのユーモアは理解し難い部分もあるけど、色んな意味でフランスらしさが随所に感じられる。
アドリアンとエヴァの複雑な関係だったり、ゲイとストレートの如何ともし難い壁だったりは切なくなる。
ジャック・ガンブラン演じるゲイのアンドレが1番可哀想だった。
てか不倫!ダメ!ゼッタイ!
そういう意味ではあのラストは収まるべくして収まったのかなと。
1990年代の作品なのでゲイ差別が今より顕著だったり、エイズの心配なんかはやはり時代を感じる。