なかなか良かった。
MLB屈指の金欠球団のゼネラルマネージャーが、データを基に独自の理論で優勝を目指す話。
主人公は将来を約束されてドラフト1位で入団するも、全く芽が出ずに選手人生を終えた過去がある。「スカウトなんてアテにならん」っていうのが根底があったのがミソ。
阪神・藤浪が引退後に反骨精神を持ってGMとして復活するようなもんかな。
だけど、良い意味でも悪い意味でもGMがワンマン過ぎやしないかな。監督にも立場があるぜ。三流プレイヤーだった主人公の意見を選手たちがどう捉えるか、ここをもう少し精緻に描いてほしかった。
そんなGMのアシスタントをするデブがすこぶる良い。イェール大学を出てなんで野球界に?というのが気になるところ。実在のモデルとなったポール・デポデスタはハーバード卒で、今はアメフトチームのCSOなのか。強い。