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真田幸村の謀略のmitakosamaのレビュー・感想・評価

真田幸村の謀略(1979年製作の映画)
2.0
東映の時代劇YouTubeにて。
初見だがビックリした。こりゃトンチキ映画だ。
冒頭での隕石墜落という、この後の不安を煽る不穏な始まり。めっちゃ作り物で妖星ゴラスかと思うわ。

家康(錦之助)に対し戦いを挑む真田幸村(松方弘樹)という図式だが、とにかく長い!
前半1時間半がほぼ真田十勇士の集合に費やすんだもん。しかもそのドラマが対して面白くない。

猿飛佐助があおい輝彦。謎の忍術を使う。他は霧隠才蔵が寺田農。
意味わかんないのが三好清海入道が朝鮮人キリスト教徒ジュリアおたあ同一人物だという独自設定。なんだそれ?

前半のパーティ集合エピソードが終わりやっと開戦だと思ったら、これまた対して盛り上がらない。
真田丸の攻防で敵兵士にドラッグを盛って、城が浮いているように見せる…って意味わかんない。一服盛れるなら毒で殺すば済むだろうに。

本来なら一番のクライマックスになるべき大坂夏・冬の陣はサクッと終わる。

そして真田幸村の取った策が、十勇士が各々真田幸村に扮し一人一人襲撃していくというもの。
タイトルの真田幸村の謀略ってコレか?
一人一人襲うなら、別に正体を偽らなくても良いじゃん。

猿飛佐助は「草の者は滅びぬ」とか言って隕石になって飛び去っちゃう。サスケが宇宙人なのは置いといて、お前が居なくなったら草の者が滅びちゃうじゃねーかよ。

なんなんだ?ホントになんなんだよ?
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