盗まれたガネーシャ像を探せ！ということで探偵と助手と冒険小説作家と部屋にいるだけでなんも活躍しないスーパーマッチョがインドのなんか観光地っぽいところを冒険するアクションのないインディージョーンズかロマンシングストーンみたいなやつ。これという見せ場はあまりないがプロットは結構入り組んでいてナイル殺人事件的な異郷ミステリーとしてなかなか見応えあります。無駄なマッチョにも笑えるし伝統的な街並みを絵はがきのように切り取る構図も洒落てて良い。

【サタジット・レイ】
2010年英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」80位。

【サタジット・レイ】
2012年評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 （「BFI（英国映画協会）」発表）
42位。大地のうた
【 監督 】 サタジット・レイ

【サタジット・レイ】
英国映画協会「The 100 Greatest Films of All Time」「史上最高の映画100」(2022)
35位。大地のうた（1955, サタジット・レイ）

これは面白かった。レイ原作の探偵フェルダーシリーズを映画化。
おしゃべり乱歩と明智小五郎と小林少年がバラナシへの旅の最中「ガネーシャ像を探せ！」ミッションに巻き込まれる物語。（実際にはミステリー作家ラルモハン・ガングリーと私立探偵フェルー兄さんと助手トプシ）3人とも沐浴行くほどのさほど信仰心が熱くないのがレイの哲学ぽいしインド映画らしくなくて好き。
原作の容姿紹介は分からないが私立探偵が天地茂ぽく都会的なスマート探偵なのがツボ入り。

ミステリー好きの爺様やいったいなんで加わったか分からないビビりなボディビルダーなど、キャラクター豊富でテンポの良い作品です。（その代わり女性は出ないのですが）