絵本がそのまま動いているようなアニメーション。
見事に心地よく寝てしまった…笑

色彩、キャラクターが素晴らしい〜！

最近の映画記録、ちょっと前にみた「心の法」のこと。
EUフィルムデーの鑑賞6本目、ラトビアの作品。

「アイランド」を見た時も困ったが、さらに上がいたよ！という映画。
まるで15年前のアヌシーで上映してそうな作品だ。
監督のロゼ・スティエブラはこれが遺作に…。

ビジュアルは鮮やかで、アクリルなど顔料系のパキっとした色使い。
カエルや猫の顔をしたキャラが集う宮廷。王女が結婚することになって…という導入。

寓話的世界でダラダラと抽象的な問答が続き、いっそのことこういうの舞台劇でやればいいのに、と思ってしまう。

だがそうもいかなくて、
この作品はそもそも、ラトビアでは有名な画家アレクセイス・ナウモヴスの作品をアニメ化する、というプロジェクトのようだ。

連作の絵画からキャラを切り出して動かし、そこに話を乗っけているみたい。
65分と尺は短いがそれでもキツい。

まるで一昔前の海外アニメーション映画といった感じ。
昔はこれをアヌシーや広島で上映出来てたと思うが、今はちょっと時代が違う。

この作品を見た後だと、アンカ・ダミアン「アイランド」がいかに映像作品かつアニメーションだったか(面白くなかったが)、思い知るよね。