Tetsuさんの映画レビュー・感想・評価

Tetsu

Tetsu

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.6

不眠症でつながる2人だけど、不眠症そのもののつながりは出会いとしてつながりというだけであって、
不眠症に至った理由をお互いが分かち合うことで心がつながったんだろうな。

青春ストーリーとしては仲間がい
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

友情、性、トラウマ。
自分が体験していたらあまりにも怒涛な10数年。それをこうも安心して見続けられるということが素晴らしい。

8〜9割エモいシーンで出来た作品。
未熟だからこその失敗だし、未熟だから
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.6

ハッピーにブラックウィドウ!いや、違う。

日本語タイトルが絶望的にダサいな…
父と子の絆のカタチとしてのロードムービー感がより強くあるととても好みでした。

キューバサンド、よだれでる。世界のサンド
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

宮沢りえさん、とんでもなく可愛いな!北川景子さんと広瀬すずさんを足して2で割ったような。

当時はまだまだ体罰なども日常的に当たり前のようにあった時代かな?

コント感はたしかにあるけれど、子供たちが
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

法の狭間に落ち、入国も帰国もできない不安な主人公。

25セントの稼ぎ方を覚え、言語を学び。
仲間と一緒に人情をもって心まっすぐ生きていれば、人生なんとかなると思わせてくれる心温まる129分。

ディ
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.8

オープニングのタイトル見せ方天才か。

最期はみんな骨にはなるのなら誠実に生きたい、惜しまれながら死にたい。
みんなそう想うだろうに何故行動できないのだろう。

大人になれば…とかじゃないんだろうな。
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.6

初長編でこんな作品作れちゃうのか〜。インターステラーとかすごく好きだけど、才能ってポンとは産まれてこないんだなぁ。

壮大さ△、分かりやすさ○の常人向けクリストファーノーラン。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

こりゃおもしろい!!!

その部屋にいるのは一級殺人事件の判決を任された十二人の陪審員。
証言の多さから11人は有罪の意見だが、1人無罪に手を挙げる男。
たった1人で11人を相手に何を訴えるのか。そし
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南極料理人(2009年製作の映画)

2.9

日本のおじさんたちの集団生活を見てもしょうがなかった…
ただ自分もああなるのかも、という自己防衛・現実逃避かも…笑

気楽にほのぼの観れますが、南極生活らしさのようなものがあまり感じず。
むしろそうい
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

親に捨てられ、兄弟が離れ、街の人からは「湿地の娘」と差別にあい。それでも彼女を真に愛し味方でいてくれる人たちもいて。
そんな彼女にかけられた殺人の容疑。

チェイスは事故死なのか殺人だとしたら犯人は本
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ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年製作の映画)

3.8

今回はベジータも参戦してのvsメタルクウラ。

ベジータも「後悔するなよっ!」からの飛ばされ震えがさすがだなぁ…笑

ただみんな忘れがちだけど、ベジータは実はめちゃくちゃ強いんだよ。

大量のメタルク
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ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1時間にも満たない時間でワクワクさせてくれるなんて改めてドラゴンボールは最高だな。
近年のテイストより、この純粋にバトルを描くドラゴンボールが好き。

クウラの「受け取れ」からのビームドーン!ニヤッ。
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

2.5

中学生の時に連続ドラマで観てたら好きだったかも?

榊さんの家にいない時の様子が全く映し出されはせず、あまりにも想像するしかなく…。

ただただ、16歳で止まっているだけの人としか映らないような。
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.6

全員が最初は善の気持ちで行動に移す。
ただ、いつからかそれが悪に変わっていることもある。目的と方法の逆転も似たようなことかもしれない。

今の時代を映し出していると思うけれど、
10年前にこういう映画
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.0

音楽の力を感じる映画世界観。

時間が進むにつれ、主人公の「これが僕の希望」が強く具体化されていくけれど、色合いと熱量がどうにも個人的に釣り合わず。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

サイコキラー系の金字塔!
名作はオープニングで世界に迎え入れてくれる。

レクター博士のゾクゾクゾワゾワさせるキャラクターが際立つ。すべて彼の掌の上なのか。

脱走シーン、暗闇の暗視スコープ…緊迫感で
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.8

所々ビクッとさせられるけど、長くグロシーンが続くわけではないので、ご安心を(?)

ミスリードの教科書。その謎の焦点がどこにあるのか。

シックスセンス、自分は信じたい。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

初めてちゃんとゴジラを鑑賞したかも?
日本をマイナスに叩き落とすゴジラ。今の時代をゴジラは知っていたのかな。

お前らのゼロはこんなものではない。

それでも懸命に戦う人たち。
生きる覚悟を持って戦う
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ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.9

俺たちの時代は〜とか、
男は〜女は〜とか、
語ってしまう人は生物的に環境の変化に対応できていないのだろうけど、環境変化に対応出来ない人たちがそのまま生きていける為に悪用される権力。

「立場の弱い人が
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.8

前半のサスペンス調はゾクゾクとさせてくれますが、え?まさか?そういう感じ…?と徐々に失速。

ただ、南沙良さんは注目の若手俳優さんでとても好き。
南さんのどこか信用し切れない"邪悪感"あってこそのゾク
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

3.7

あぁ、なんて幸せな時間を思い起こさせてくれるんだろうか。

せせらぎの上にお爺ちゃんお手製ハンモック。長く伸びた稲に潜水。子どもだけの秘密基地。ダムを作ってビー玉と一緒に金魚を飼って。

私も小さい頃
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

有村架純さんはちょっとミステリアスな役が似合うなぁ。

ちひろさんは生き様。人間としてこうでありたいし、こういう人たちが自分でいられる世の中だと嬉しいな。

ドーナツもり(2022年製作の映画)

3.6

一人一人に想いがあって、でも世の中や人間関係は中々その想いを綺麗に埋めてはくれなくて。

このお店に来るとそんなドーナツ穴を埋めてくれる。そして店員さんも実は穴が埋まっていく。
決して埋まりきることは
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんでだかアニメ版はハマらず。

主人公たちが彼らを助けに戻るシーンがとても好きな場面の一つだったのだけど、そこはカットされてたかな?

実写は130分に対してアニメ版は90分程度。カットされた分その
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.7

総理大臣や大統領に質素な暮らしをしろと言うつもりはないけど、それらを心身ともに知っているかどうかというのはやはり一国のトップに立つ人間として非常に大切だと思う。

とはいえ身をもって知るというのは現実
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.2

働き方、生き方そんなものは人それぞれで優劣の話ではないけれど、行動や結果が目的ではない生き方・自分たちが何を感じるか考えるかを大切にした生き方…そんな生き方に憧れる。

いや、憧れる必要もなく、実践し
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

ここまでの高校生の部活の日常に限ったストーリーで面白いというの流石です!

面白いというのは何か大きな展開があるというわけではなく。

演奏もチーム紹介のダイジェストという演出で。

ただ、部活の新体
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

オキシコンチン危機、全然知らなかったなぁ。

病むとは何か、普通とは何か。
自らの生が殺戮に加担していた時、僕は何ができるか。

シャーロック・ホームズの大追跡(2019年製作の映画)

3.0

犬ロックホームズ!
ホワイトスネーク、怪盗キッドのような。

このシリーズの続編はまだなのかな?
宿敵が発覚する流れ、どのシリーズでもアツいな!

恋は光(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

なんとも素敵な終わり方!原作未読だったので映画鑑賞後にネタバレ記事読みましたが、はは〜なるほど〜。好みは人に寄るけど特殊な良作実写化だったんですね。

ヒロインの誰と付き合うのか、恋とは何なのか、光の
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.5

ジュゼッペトルナトーレ×エンニオモリコーネ…至福…
映画上映していただき、ありがとうございます。

ビルと排気ガスに塗れた陸の世界。
そこは終わりのない鍵盤のよう。ピアノは鍵盤の数が分かるからこそ誰も
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.7

一作目に続き、相変わらずかっこいいシーン満載!
森の戦いはなんですか!?ミステリーですか!?笑

血を流しながらも難敵モリアーティに挑むホームズ。
あれもこれも全てはモリアーティ教授の掌か?ホームズの
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

瀬尾まいこさんの作品の登場人物は優しさに包まれあっていて、心が温かくなる。

目に見えない辛さを抱える人たちは、相手にその生きづらさが伝わる瞬間というのが、辛さが生じさせた"言動"であるから他者や社会
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

4.0

ガイリッチー監督作品はコードネームuncleやアラジンくらいしか観てない気がするけど、とにかく格好良い。
音楽センスも抜群で、劇場の幕が上がる瞬間からその世界観に連れていってくれる。

ロバートダウニ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

「もう少しで結婚するところだった」
「行っても意識不明だから5分くらい時間くれ」
「夢の中で婚姻届を出した」ビー


何のことだと思うでしょうか。
ぜひ鑑賞してください。

フィンランド人は本当にあん
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

ヴィムヴェンダース監督作品を映画館で鑑賞でき、脳内というか身体全体に染み渡る幸福感。

平山さんの一日一日に憧れる人はほとんどいないでしょう。
ただ彼はそこに間違いなく生きている。僕も自分の人生を自ら
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