カオリ

学校の怪談のカオリのネタバレレビュー・内容・結末

学校の怪談(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 上映当時によせばいいのに勇み足で映画館に行き、開始5分も経たず半泣きでギブアップして手元に当時のポスターデザインの下敷きだけが残っている。
 午後のロードショーで夏に放映されると知ったのでワクワクしながらリベンジ視聴した。
 平成初期の空気感やノスタルジーを感じられつつも、大人でもしっかり見ると結構怖いなと楽しめた。
 平成初期の頃の旧校舎というものは昭和のタイムカプセルでもあり、平成キッズにとっては遥か遠くの時代に感じられる歴史を覗きこんでいるような不思議な気持ちになる。そこがホラーと混ぜ合わされて独特のおどろおどろしさを感じられる。
 セブンイレブンが映っているが、この頃と比べるとそれこそ世の中丸ごと変わったぐらい変遷してもコンビニだけは存在感も店内の作りもあまり変わらないのだなと妙に感心してしまった。
 正統派の学校ホラーを令和の今に見ると平成という時代への愛しいノスタルジーが加わり、夏休み独特の切なさのように心に残る作品である。
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