マッティ

学校の怪談のマッティのネタバレレビュー・内容・結末

学校の怪談(1995年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビでやってたので十数年ぶりに鑑賞。大人になった今でも巨人の男の子が覗きこむシーンには声を上げて驚いたし、人体模型の内臓を掴むシーンはリアルに気持ち悪かった。
ただ、ストーリーとしては多少難があるように思えた。まず美夏が攫われたのは花子さんだったはずなのに、何故クマヒゲに囚われていたのか?次に埴輪を見つけるのは主要人物である由美子か均だと思っていたのに、何故物語に直接関わりないヤンキーAだったのか?一番肝の部分なのにおざなり過ぎる。そして何よりも納得いかないのは香織ちゃんが小向先生が昔閉じ込めてしまった女子生徒の霊だと信じていたのに、何でもない現代の病気で死んだ女の子だったということ。何で?じゃぁ何故小向先生に過去を語らせたの?伏線でもない過去語りはただの無意味な話だ。全体的にストーリーがとっちらかり過ぎるのが非常に残念な映画だった。
とは言え、教室が反転したシーンは雰囲気が美しかったし、口裂け女などお化けの特殊メイクは完成度が高かったし、美術は全編通してクオリティ高い作品だった。
これでストーリーが散らかってなければ良かったと思わずにはいられないが、名作映画である事は間違いないし、これからも名作と呼ばれるに相応しい第1作目だったと思った。
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