このレビューはネタバレを含みます
マーティン・フリーマン目当てでBlu-rayレンタルにて鑑賞。セックスシーン多いし全裸がマジで全裸でした…苦手な人は避けた方がいいです。特典なし。
⚠️裸、セックス、女性への性的搾取、未成年の少女への性的暴行、近親相姦的性的虐待、子どもの死
感想
・映像について
舞台上の劇を見ているかの様な構図、セットが多い。少しだけある屋外シーン以外は全て舞台っぽい感じ。レンブラントの夜警の絵の中の人々は俳優のよう、って言葉が劇中にもあったけど、この映画も舞台っぽさを出してレンブラントの絵みたいにしてるのかな?と思った。
・内容について
大体の流れは、レンブラントの夜警は市警団が隠したいくつかの事件などを告発する絵で、その絵が市警団の反感を買い、レンブラントは復讐され目を潰されてしまう話。冒頭に夢として最後のオチが出てくるのが舞台っぽい?
レンブラントの奥さんが亡くなり、乳母と関係を持ち別れ、お手伝いの子と結ばれる女性との関係と、夜警の絵に込めようとした告発が軸になってた。絵の方は何度も意図を入れて描くなと言われていたのに忠告がよく伝わらなくて全て徒労だった、復讐され色々壊されたのが悲しい。
・当時について
当時の風俗、女性への性的搾取が赤裸々で酷い。初潮の来てない未成年の女子の股を切り血を出させて客を取る描写など性的虐待描写が多い。(レンブラントはそれを告発しようとする立場ではある)
あとレンブラントが弟子とともに家族経営で絵を描いていたのが分かる描写や、レンブラントが鏡を見て自画像を描いてた話とか、レンブラントのことを知ってたらもっと見るべき点がありそう。
ちょくちょくイギリスとオランダの関係の話が出てくるので、世界史を学んでたら何かあの市警団のしたことの理解が深まるのかもと思った。俳優さんごりごりのイギリス英語だけど。