ものすごい終末感。20世紀末だもんね。
「運命には逆らえない」という縛りでこんなストーリーにするの、とても面白かった。タイムリープしても、それすら必然性を持つ、運命に組み込まれていることにするの、頭こんがらがる。
SFとして面白かったけど、SF要素よりもラブストーリーとしての方がやば…となった。最後の10分は何が起こるかわかりながらみることになる、あの瞬間を待ってしまうね……。
新鮮な空気を吸い、好きな人の隣にいるだけで幸せだよね。
『みんなの信じることが真実なの？精神医学は真実を見出すための現代の宗教』という精神科医の言葉。
患者の数だけ症状があるはずだが、傾向をまとめて名前をつけ、議論された結果が精神医学となっている。精神医学は流動的なものであるはずなのに、学問として学ぶ対象になっている時点で宗教じみている。症状の改善(=社会に迎合するために変化を試みること≒今のその人を殺すこと)ためには、体系的な治療が有効でもある。つまり、医師にとっても患者にとっても必要な宗教。良くも悪くも、宗教。DSM-5は聖書(あらゆるテキストがこれを出典に書かれるから一冊持っている)。これをもとに診断する。
ブラピとブルースウィリスの挙動不審な演技がすごすぎる。俳優の本気を見た。あのように演じられる人って、めちゃくちゃ達観してるんだろうな。
