トランスマスター

12モンキーズのトランスマスターのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.0
♯95 未来からの救世主探し

舞台は1996年に発生した謎のウイルスにより全人類の約99%が死滅した近未来のディストピア。
地下に住んでいた人間たちはそのウィルスの発生と拡散の原因を探るため、“12モンキーズ”という謎の言葉を手掛かりに主人公の囚人ジェームズ・コールを特赦を条件に過去へ送り出す。しかし、彼が送られたのは事件が起きる6年前の世界だった。

◆良い点/注目ポイント
・タイムトラベル、パンデミックによる環境破壊、謎のテロリスト” 12モンキーズ”の存在。アナログな近未来とディストピアを描かせたらテリー・ギリアム監督に敵う者は居ません。
・精神病院での患者ジェフリー・ゴーンズ演じるブラピの鬼気迫る演技は、凄すぎます。
・ヒロインの精神科医の女医さんの魅力が、後半になるほど垢抜けていく過程は、必見です。

◆改善点
・無し

◆総括
・飛行機の中で地球で人類の絶滅を予言するのは救済保険業のジョーズ女史

余韻を残すタイムトラベル映画でした。

-2024年95本目-