若干後半ダレている気もするけど、終始コミカルでくだらない詭弁が飛び交っていてとても良かった。
演者のパワーで、この会話劇が成立しているのは勿論だが、
偏屈なコントを成立させるモンタージュの繋ぎ方がもう素敵。ショットガンの弾が5発の下り、ゾンビを殺すシーンの繋ぎ方が鮮やかで惚れるし、初デート日のゾンビ遭遇をサングラスと花束で表現する映像力にも脱帽。

最後のどんでん返し含めて、人の性(さが)を凄く巧妙に描いているなぁと印象だった。


映画の大半は倉庫をロケ地としているわけだけど、恐らく倉庫の色々な場所を使って撮影しているので映像的に飽きない。2階と襲われている外の位置関係も使って色々なアングルが用意されているのも、会話劇を飽きさせない作りにしている。他にも回想という形で(唐突な)バレエレッスン室が出てたりして、その振れ幅が非常に良かった。




ルー語ってそれだけで、軽薄な内面を表現できるから便利だ…

SSFFにて鑑賞。

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