酒を飲みながらくだらないコメディをと思っていたが、見終わったあとこの映画の意図に関して色々と考えてしまった。
第一印象としては、笑えるところがないクソコメディだと感じました。褒めるとすればベン・スティラーのパフォーマンスぐらいかな👍
ストーリーも副題にある通り典型的な負け犬の話です。登場人物の薄さ、ストーリーの薄さ、ギャグの薄さ。
これもしかしてこの手の映画を馬鹿にしたパロディ作ではと、中盤にしてようやく気づけました。
考えてみると、主人公であるヴィンス・ヴォーンのキャラはただのぐうたらで応援したくなる要素が全くありません。
一方でベン・スティラーのキャラ。確かに性格は悪い。しかし父のお金を元にとは言え、自ら努力し大繁盛なビジネスを作り上げた。自分磨きにも余念がなく、とても引き締まった健康的な身体を作り上げている。
私はこのベン・スティラーのキャラの方を応援したくなりました‼️ヴィンス・ヴォーンのジムがどうなろうとどうでもよかったです。
更にはこの映画のメッセージ性。ありのままの自分でいいじゃないか！的なモラルなのに、エンドクレジット中にベン・スティラーのザマを馬鹿にして笑うようなシーンが…
考えれば考えるほどパロディ作に感じるのだが、視聴者側にウィンクするようなシーンがなく、楽しかったかと聞かれたらそうでもなかった。この映画の意図を理解出来た方、是非教えてください‼️
