このレビューはネタバレを含みます
プレデターシリーズ作品。独特な作風だけど意外とまとまっていて観やすい。ストーリーの捻りもかなり良い感じ。
■恐怖の種類
ジャンプスケア
ホラー映画ではないが…
■あらすじ
プレデターの狩り専用惑星に拉致された人達が頑張る話。
■導入が無茶苦茶で結構怖い
どこかでいきなり攫われて急に異星とか怖すぎるだろ。この無茶苦茶な導入があるので、その後の細かいところがかえって気にならなくて良い。宇宙人のやってることだからなんでも良いんだよ。
■色んなとこから寄せ集め
スペツナズにスナイパー、死刑囚にヤクザ。でも医者もいたり、兵だけじゃない不自然さが話に奥行きを出してる。
■雑さと丁寧さのストライプ
思い切りB級かと思えば、嫌にちゃんとしていたり変な映画。独特で面白い。
登場人物の背景がそれぞれの行動に反映されていたり、ほぼ全員に活躍の機会がある。中にはプレデターと真っ向から渡り合える実力者も現れる。でも無茶苦茶なところは挙げたらキリが無い。
ストーリーラインが一辺倒じゃないのに変な意地悪さはなく気持ちいい。
頻繁に刹那的にB級になるが、概ねちゃんとしようとしてるから大丈夫。そんな感じ。
■助け合いの精神
この手の映画では珍しく、みんなに人並み以上の協調性がある。出自がクズなのにクズじゃなかったり、情に厚かったり素直だったりする。意見が食い違うことはあっても双方正しいし、不必要に声を荒げたりしない。テンパって逃げてあじゃぱ〜なんてこともない。
善人かどうかは別の話なのも良い。
■地球以外からも
プレデターより良い塩梅に弱ければなんでも良いらしい。結構斬新。
■2タイプのプレデター
狩りさえできればなんでもアリ。ちょこっとターミネーター2的展開もあるぞ!アツいね。
■総評
プレデターシリーズなのにラストが気になるという体験をさせてくれた映画。
個人的に結構好きな演出・展開が多いので贔屓目な評価だと思う。
プレデターシリーズでは一番好きかも。続編出して欲しい。