ちぇるしい

プレデターズのちぇるしいのネタバレレビュー・内容・結末

プレデターズ(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

はい、相変わらず
「プレデターの設定は不可侵なので人間側の関係性&ドラマで補強しよう」
という内容。
で、今度はバトルロワイヤルだ!ですか?

開幕、説明ぶん投げでキャラと一緒に状況把握していくのでわかりやすいです。
凄く丁寧に、じわ…じわ…とやってくれるんですね。で、プレデター知ってる人はそのじわじわが「もうしってるんだけど…」ということで徐長と感じるかもしれません。
ですが、ここで登場するのは謎の犬(?)なのです。
が、これがもうコレ系でよくあるクリーチャーなのでうーん…という感じですね。

内容は簡単に言うとプレデターが狩りを楽しむために地球の戦いのエキスパートたちを拉致してつれてきてるんですが…。

そのバトルがもう…めちゃくちゃ一斉射撃するんですよ。もう、「ここ予告でつかいまっせ~!」みたいな。
いやいや補給も救助も期待できないんだから無駄弾うつんじゃねーよ!
エキスパートじゃなかったの!?もっと敵を引き付けて…ばかばか!!
…って感じで集中できませんでした。
世界中の軍人もってきたんだったら、世界中の軍それぞれの戦い方や矜持をもってきてほしいです。
ヤクザのキャラはそれをやったから評価されてるでしょ?

主人公のキャラが設定を推測ながら全部説明してくれるんですが、それもまた的を射すぎてて胡散臭いんですよね。ストーリーのためのセリフみたいな感じで。
だからリアリティはないです。

で、結局一番おどおどしてた医師が殺人鬼だったみたいなドッキリがあるんですが、いやドッキリはしましたが、この映画でやる事じゃなくないですか?
コイツがこの星に彼らを連れてきた真犯人でした!ならまぁなっとくしますが、ここですることですか!?

うーん、なんだか中学生が考えたプレデターの二次創作のようにおもえてきました。
ラストも…どうなんでしょう?プレデターの宇宙船のSF設定をいじるわけにはいかないからこうしました、にみえちゃって。
プレデター1,2みたいなご褒美がないからちょっといまいちじゃないですか?

この映画で得たものといえばヘミングウェイが「人間狩りに勝る狩りはない。人間を狩る楽しみを知った者は他の狩りに興味を示さない。」
という言葉を残したというトリビアくらいなんじゃ…。
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