若い未亡人（すばる卿子）が運営する下宿に、セックス接待の噂を聞きつけた下宿生が集まってくる。未亡人下宿を舞台にした艶笑喜劇を描いている、日活ロマンポルノ。現代映像企画製作。同名シリーズの通算15作目。

高い競争率を誇っている未亡人下宿に、シティ・ボーイズ（大竹まこと＆きたろう＆斉木しげる）が入居。期待が高まる布陣だが、三者三様のやり方で未亡人を誘惑する展開ではなく、未亡人が一方的に求めてくる展開に入るため、若干ながら肩透かしを食らう。

サイド・ストーリーでは、当時の女子大生ブームを汲み取るかたちで、下宿荒らしをしているエッチな女子大生3人組が登場。効果的に流れるエロ小唄と酒池肉林の乱交パーティに健康的なエロが濃縮されている。

全体的にシティ・ボーイズのフィジカルな芝居を見るための作品という印象。アドリブ過多であり、口が動いていないのに（アフレコにより）喋りまくるところが面白い。たこ八郎演じる警察官の「右翼でも左翼でもなく、みんなナカヨク！」が至極名言。