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Magic Farm(原題)
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『Magic Farm(原題)』に投稿された感想・評価

akrutm
3.0
『エル プラネタ』で鮮烈な監督デビューを飾ったアマリア・ウルマン監督の長編第二作となるコメディ・ドラマ映画。

米国のドキュメンタリー・クルーが、ちまたでバズっているウサギの耳をつけた正体不明のミュージシャンを取材するために、南米を訪れる。しかし、プロデューサーのミスで全く関係ないアルゼンチンの田舎町に到着してしまう。そこで地元住民を巻き込んでフェイクなトレンドを捏造し、それを撮影するという暴挙に出たスタッフたちを、地元住民との様々な人間関係とともにドタバタ劇として描いている。

表面的にはそのような「失敗取材モノ」のコメディであるが、実はその裏には、アメリカ人やアメリカメディアという文化的特権階級の自己中心的な振る舞いへの痛烈な皮肉が隠されている。ラテン・アメリカ(南米)に対してのステレオタイプに縛られ、上から目線で接し、地元の人々への興味は希薄。その典型的な対比として描かれているのが、除草剤による健康被害や環境被害という現地の村が抱えている社会問題と、それにまったく無関心な自己中心的な取材スタッフという構図。例えば、番組ホストのエドナは自分の個人的なトラブルにしか関心がなく、農薬問題には徹底的に無関心だし、プロデューサーのジェフも、現地女性と軽薄な関係を持つだけで、彼女の気持ちにはまったく無関心。

しかし、この映画の決定的な問題は、そのような皮肉がまったく鑑賞者に伝わらないような平坦で退屈な描き方にある。中身のない物語をあえて中身のない形式で描くという監督の意図があるのかもしれないが、それだけでは空回りするのは仕方ないだろう。例えば、除草剤の健康問題はほとんど言及されておらず、これが意識できるのは、フェイクドキュメンタリーを撮影している最中に農薬散布用の飛行機が低空飛行するという、ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』をパロったとしか思えないシーンのみである。よくよく考えると、早老症の男性や(メイクではない)母斑のある女性が出てくるなど、ほのめかされてはいるのだが。結局、退屈なドタバタ劇にしか見えないのである。

さらに失敗しているのは、そんなドタバタ劇にそぐわないような、様々な動物に取り付けたカメラで撮影した映像や、とても鮮やかな色彩(草木の緑がとても濃いけど、これも視覚効果だよね?)などの芸術性を容赦なくぶち込んだ闇鍋的スタイルだろう。ウルマン監督のアーティストとしての側面が出てしまい、策士策に溺れたと言うところか。

いずれにしても、『エル プラネタ』の出来が良かっただけに、本作の完成度の低さはとても残念である。アマリア・ウルマン監督にとって、次の第三作目が映画監督として大成できるかどうかの正念場だろう。大いに期待したい。
映画祭見逃し作品。クロエ・ゼヴィニーが前面に出ていたけど主演はアレックス・ウルフだった。他にサイモン・レックスがまた曲者キャラでチラリ登場。アマリア・ウルマン監督も出演。

ドキュメンタリー制作クルーがあるミュージシャンを訪ねて南米に向かうが、着いたのは目的地とは違う国で…という流れ。

そこですぐに正しい方へ向かうとかではなく、着いた場所での数日間をその場しのぎの企画立てたり楽しんだりして…。
アルゼンチンにたまたまやってきたアメリカ人たちの無知っぷり自己中心を皮肉ったものなのか?
そんな風に感じたので監督が演じるクルー兼通訳のエレナが居心地悪そうに見える。まるで自分勝手なアメリカ人たちと地元に根付いたマイペースな生活をするアルゼンチンの人々との間の板挟みのようで。

良くも悪くも独特のテンポと脈絡のなさは、映画祭で観ていたら寝ていたかもしれない。
イマイチのれないな…と思ったら「エルプラネタ」の監督作だったことを思い出した。どおりで。
Yuta
2.8
MUBIで鑑賞。
画角いじりまくりの映像で始まり何だこれと思わせてくれたが、それは冒頭ぐらい。気になるキャラは出てきてもだから何?としか思えない内容で残念。監督の前作好きだったのだが。
アレックスウルフ大人になったな。