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チャーリー・ウィルソンズ・ウォーのmhのレビュー・感想・評価

5.0
政治家視点という戦争ものの中でも貴重な一作。
「ソ連のヘリを落とすにはいくらかかる?」
考え方が極めて合理的という権力者からみた戦争が垣間見られる。懐柔、根回し、コネ作りが彼らの戦争。政治家や将校から見た戦争はおそらくこんな感じなんだろうね。金策の様子は「父親たちの星条旗」でも少しあったけど、それらをメインに据えたのがエポックメイキングだと思う。
才能を持ちながら職場で冷遇されてる仲間を集める過程がクソおもろかった(分量少ないけど)。ビッチーズが有能なのも最高だしいまふう。
ハリウッドが好む奇人変人の一代記だし、監督も役者も万全だし、やがて911につながるというシニカルなオチも秀逸と、うわこれなんの文句もないわと思ったらレビューの星は低評価だった。
ここのところ戦争映画ばっか見てるから、評価軸がぶれてしまっているんだと思う。
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