こんなにも不器用に純愛を貫くスクリーンカップルは見たことがない。
寅さんとリリーの触れ合いから生まれる多幸感と同時に介在する切なさ、二人は映画史上最高のカップルで間違いないと確信した。
やりとりの一つ一つに微笑ましいながらも涙ぐんでしまう。
いつまでたっても素直になれない寅さん、それを経てのあのプロポーズ。
泣いたね、泣きに泣いた。
やっぱり二人にはこの関係がいいのかなあ、ラストを見てそう思った。
日本映画史上屈指の恋愛映画です。
二十五作目
マドンナ:浅岡ルリ子
ロケ地:沖縄県(沖縄)、長野県(軽井沢)