マイナー美少女映画発掘シリーズ。
スカパーで放送されていたアクションアイドル育成番組「戦うおんなのこ。」から生まれた作品らしいのだが、ネット上にほぼ情報は見つからず。

母親から受け継いだ聖なる力を使い、女体化すると同時に「聖少女戦士セイントヴァルキリー」に変身することになった少年が、ピンクのパンティーで人々を操る組織「ピンクベアーズ」の陰謀に立ち向かう全3話構成の特撮アクション。
あらすじだけでもお察しのお色気バカ映画。特に冒頭、身体中下着まみれの全身変態仮面みたいな敵との戦いで、問答無用でノリを理解させてくる。
意外なことにアクションシーンの演出など力が入っており(アクション養成番組だから当然ではあるが)、特に主演の新実菜々子の第1話は、小さくて華奢な身体でダイナミックな動きをしており見応えがあった。敵役の見せパンブチギレ男の迫真の演技も最高(気持ちはよく分かる)。

また、TSものとしてのツボもしっかり押さえており、女子校に通ってパンチラ見放題、保健室のベッドで美少女に抱き枕扱いなど、男なら一度は妄想するシチュエーションもバッチリ。
ただ、興奮すると身体が男に戻るという設定は保健室の一度しか生きてこなかったので、3話で合宿中に興奮しちゃって必死に誤魔化す、みたいなハラハラ展開がもう一つはあって欲しかった。

アクションが良いとはいえメインターゲットは確実にグラビア好き連中なので、当然パンチラや水着姿といったサービスシーンは多く楽しい。主人公とコンビを組むヴァルキリーアイの衣装も、小林万桜の胸とくびれを強調するようなデザインになっており眼福。
個人的には、パンチラのために女子達をズラッと逆立ちさせて、広がった太ももの間からご満悦の理事長を映したカットが倫理観終わりすぎてて大好きだった。

元となった番組を見ていないので分からないが、主演の少女達はこの方向性をどう思っていたのだろうか...という点は気になるものの、ヒロイン特撮好きならなかなか楽しめると思う。

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