一言
やりたいことはわかるけど、色々ツッコみどころが多すぎる
感想
日系人に育てられ、日本に愛着を持つアメリカ人青年が、太平洋戦争で通訳ソルジャーとして日本兵と戦う話。テーマからして面白そうやん、ということで観てみたが…。
まず、制作陣がやりたかったことはわかる。映画のテーマからして日本(日系人)を擁護するスタンスだし、「イタリア人やドイツ人は隔離されないのに、日本人だけ隔離されるのはおかしい!」みたいな、中立な目で当時のアメリカのアジア差別を指摘しているのもアジア人として嬉しかった。ただ、色々日本人を誤解した描写が多いし、ツッコミどころが多い。あと、被害者意識なのかもしれないけど、何より話が単調で映画としてつまらなかったのが残念。
つっこみどころ
・カタコトで片付けられないレベルのカタコト。これじゃ通訳務まらんやろ
・魚の目玉を食べると思われている?(自虐ネタ?)
・「日本人は魚の腐ったにおいがするぜ」にイラっとした
・戦争映画なのに戦闘シーンがとにかくしょぼい。
・サイパン島設定なのに撮影が沖縄だから松林ばかりで、東南アジア感皆無
・艦隊からの砲撃シーンが実際の映像だから、しょぼい戦闘シーンとの格差が半端ない
・女の子を助けたときの「ヨシヨシ、ダイジョウブダ」の棒読みに笑った
・日米対抗ストリップ大会は面白かった
着眼点が面白いだけに、今の技術でリメイクしたらいいのに~と思った。