スローターハウス154

チャーリーズ・エンジェルのスローターハウス154のレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)
3.4
2020/5/4

正直、生物的人間的強さ、見てくれと頭脳を兼ね揃えた女性が見ず知らずのオッサンに飼い慣らされることを求めるのだろうかしかも3人も、という違和感を抱きつつ観通した今作。昨今のジェンダー観念に戸惑うオッサンと会話している時に生まれる一種の不快感と一縷の同情心のデジャヴュを覚えなくもない。私もなんだかんだ、良くも悪くも、現代人として生きるための概念に巻かれ馴染みつつあるのかもしれないということに気づかされる。
ジュリアロバーツの巨大な口がいつ見てもトラウマなのにそれと匹敵するほどのキャメロンディアズの笑顔は許容いやむしろウェルカム、この差は一体何なのかという自分の中の七不思議の一つは、尚も解消されることなく残り続けた。