一帯一路(The Belt and Road Initiative,)という中国の経済構想がある. この構想が主人公タジキスタンのKhidorjev(ヒドルジェフ)に住んでいる(アフガンに近い)トラックの運転手、ダヴァルト(Davlat)自身、また、生活、そればかりでなく、タジキスタンの社会全体を変えていくというドキュメンタリー。 彼は、首都ドゥシャンベの近くのKuybishevskiyに行って、三年間トラックの運転手になる勉強をしたようだ。1991年に軍に入り、2年奉仕し、ドイツに一年間住み家に戻ってきたと。彼は パミール高原(Pami)の南方に住んでいて、世界の屋根と言われるところの商人だ。子供の頃から父親と一緒にアフガンの境のKhorogまでトラックで行って行商をしていたようだ。彼は忙しくて、我々の生活はパミール高原の周りを走っている道路に頼っていると。そして、中国が全てを作ってくれたと。爆弾を作ってくれるより、経済開発して人々の暮らしを豊かにさせる?方がパワーがあるものね。
ある米国人の高校一年生が、私に『アメリカは経済的にも軍事的にも一番の国である』と。彼女は政治と国際関係に興味があり、将来これらを専門にしたいと。私は高校生の夢を挫いてはならないと思い、丁寧に、The Belt and Road Initiativeを知ってるか聞いてみた。知らなかったので、北アメリカ、EU,豪州、日本、インドなどを除いては中国の広域経済圏の傘下なんだよと。トランプの関税で中国はブラジルに自動車工場を作るから、この国もと。彼女は何も言わなかった。言えなかったのかもしれない。米国が1番だという妄想は終わったと思う。私見だが、米国が軍備に力を入れて、MAGA となっていって、イランなどの国々に軍事介入しているうちに中国は着々・黙々と経済で世界を制覇しているよ。